若井友和 初日、3日目1着も「もっと試走も出したいし、何とか食らいついていきますよ!」…飯塚オートG1ダイヤモンドレース3日目_fa杯
◆第67回ダイヤモンドレース(G1ナイター3日目・25日、目1飯塚オートレース場)
誰もが、着も走も塚オほとんどの者が早熟系レーサーだと思ったはずだ。もったいとかいついていきますートG1ダイヤモンドレース3
でも、と試食らそれは違った。し何全然違った。よ飯
彼は早枯れなんかじゃなかった。若井3日日目
若井友和は究極の大器晩成の遅咲きスターだった。友和50歳になった今年。初日出し若井の躍進と進化はさらに加速した。目1
お盆SGのオートレースグランプリではタフで過酷な5日間バトルを完全耐久して、着も走も塚オfa杯最終日6日目の最終レースを走った。もったいとかいついていきますートG1ダイヤモンドレース3優勝戦に進出して、あぶらの乗り切った主力と若手に交じって、スピードと技巧を競い合った。そして5着フィニッシュ。年末のスーパースター王座決定戦トライアル出場を大きく目の前へと引き寄せた。
それだけじゃない。
先日発表された2024年後期ランクでは川口NO1(全国8位)の座を勝ち取った。
今からちょうど20年前。若井はオートレースグランプリに勝利した。1997年にデビューした25期生の中で、誰よりも先にSGタイトルを手につかんだ。
しかし、その後は同期の永井大介や有吉辰也の大躍進の陰で伸び悩み、早期燃焼説を方々でささやかれた。
10年近くの低空飛行から、再び高みへとフライトさせてくれたのが佐藤摩弥と黒川京介だった。同じ整備グループに入門した佐藤と黒川を兄貴分として指導しているうちに、若井は勢いある有望株たちに刺激され、技術を伝えているうちに己の技量も同時に、いやそれ以上の加速で高めていった。
そして、今ここに最強の若井友和は存在する。
「いやあ、本当にもうその通りだよね。最初は2人に教えていたけれど、あいつらがものすごい勢いで成長してきて、それが自分にも大きな刺激になったよね。今じゃあ、あの2人から僕の方が教わる立場になったよ(すごくうれしそうに)。オートレースの整備の知識とかも今ではずいぶんと変わってきているし、若い子たちは本当に勉強するし研究熱心なんだ。彼らが知っていることを自分も取り入れさせてもらって、今の自分があるんじゃないかな。本当にありがたいし、うれしいことだよね!」
そんな2人と共に若井は今年のオートレースグランプリを戦った。ライバル同士となる覇を競い合った。
「あの2人と一緒にSGの優勝戦を走れたなんて、もう最高だよ!佐藤と黒川はいつも優勝戦に行けるから、あとは自分なんだ。やっぱり2人が初めてSGを勝ったレースは観覧席で応援するよりも、一緒にコースで戦っていたいからね。だからさ、この前のグランプリは本当に惜しかったんだ。実はレース前にクロに、『オレが乗ってこういう機会なんて滅多にないんだから、ここで決めてくれよ!オレの思い出になるから!』と伝えたんだ。クロは『わかりました!取ります!』なんて約束してくれたのに、もう全然じゃないか(笑い)。でも、今の時代は大変だよ。だって青山周平と鈴木圭一郎がいるんだからね。その上を行かなければいけないんだから、そりゃあ大変だけれど、でもあの2人ならきっと越えていくよ!」
手塩をかけて、丹念に育て上げた2人のチャンピオン候補と共に50歳になった若井が同じレベルの土俵で戦っている。
こんなクールなベテランはいない。
「2人がデビューした頃は、オレを越えていけ!なんて言っていたけれど、まさか佐藤がここまで強くなるなんて、自分もびっくりしています。しばらく10メートル前で苦しんでいた時期が結構長かったので、その時はまあ頑張ればいつかS級にはなれるんじゃないかと想像していたけれど、とてもそんなもんじゃなかった(苦笑い)。今じゃSGの常連だし、本当によく努力したんだと思います。佐藤はすごいよ。黒川はもう彼がデビューした当時から、これはいつか必ずチャンピオンになる選手だと思ったね。SGを勝つ要素をいくつも持っていたからね。だからさ、佐藤と黒川には全然違う教え方をしたんだよ。特に黒川はスピードがあるからね。自分はそういうタイプの選手じゃないからさ、ここは永井大介に頼んでアドバイスしてもらおうと考えました。黒川の師匠である中野憲人さんに相談したら、OKを頂いて。大介もよく面倒を見てくれるし、そういうところが川口のいいところなんだ」
年末決戦には3人そろってのタッグ参戦がほぼ当確している。
さあ、川口の校長先生よ、才能あふれる若手を引率して、これからもオート界を突っ走れ!
「校長先生かあ。まあ、自分の役所はそんな感じだね(笑い)。今回は初日と3日目に1着できましたが、まだそこまでの手応えがないんです。特に夜になって高速戦になるとやばそうなので、ガラッと調整を変えてみます。もっと試走も出したいし、何とか食らいついていきますよ!」
なんというか、校長先生はまだまだこれからも伸びて行くような気がしてなりません。実は今は成長途上のど真ん中で、ピークはさらにその先にあるような。今の若井を見ているとそんな予感しか覚えません。
おそるべし、超ウルトラ晩成レーサー。
(淡路 哲雄)
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